質問サイトにロフト付き物件の住みやすさについて質問があがっているのを見かけました。
実はわたしも学生のころ、西武新宿線の新井薬師前駅でロフト付きの物件に住んでいたことがあるんです。なので、そのときのわたしの体験を踏まえて記事にしてみました(^_-)-☆
そもそもロフトって?
ロフトとは部屋の内部にある屋根裏的空間のこと。中2階のような小部屋スペースです。
ロフトの特徴としては、条件を満たしていれば床面積として加算されず、階数としてもみなされないこと。普通にもう1階、階を増やすより法規制や税金で有利なんですね。
建築法的にロフトとして認められる条件
■ 天井高が1.4メートル以下
■ はしごが固定されていない
■ 直下の階の8分の1以下の面積であること
そもそも法的にはロフトは居室とは認められず(そのため上のような条件があります)、つまり建前上は収納場所としてしか使い道はないことになっています。でも、せっかくのロフトをただの収納場所にしてしまうのはもったいないですよね。
ロフトのメリット、デメリット
まずはロフトがあるお部屋のメリットをあげてみます。
■ スペースが広がる割には、家賃はそれほど高くならない
■ ロフトの分天井が高くなるので、部屋全体が広く感じる
■ ちょっとお洒落
■ ワンルームでもリビングスペースと就寝スペースを分けられる
次にデメリットをあげてみます。
■ 天井が高くなりスペースが広がる分、エアコンの効率が下がる
■ 夏のロフトスペースはとにかく暑い
■ 多少、家賃が高くなる
メリットとデメリットどちらもあり、やはり裏腹ですよね~。でもきちんとデメリットを理解して使っていけば、ロフトのメリットを最大限に活かすことができるんです。
ロフトを上手に使うポイントは?
条件でみた通り、ロフトの天井高は最大で1.4メートル。もちろん物件によってはこれより低いこともあります。わたしの経験からいうと、この天井の高さというのが使い勝手に大きく影響してきます。
天井の高いロフトは使いやすい
天井高が低いと、例えベッドがわりのスペースとして使うにしても、布団をセットするのが大変だったり、布団の上に座ることすらできない場合もあります。
収納場所として使う場合にも、奥の物を出し入れするのが大変で、必用のない物をただ溜め込む空間になってしまいがち。結局、だんだんとロフトそのものを使わなくなってきてしまいます。
逆に1.4メートルの天井高があれば、ローチェアやクッションなんかを置いて座ることもできるので、寝る場所としてだけでなく、自分だけの特別な居場所としても利用できます。隠れ部屋っぽくて楽しいですよね。
わたし的に一番のポイントは、天井高が高いこと!です。
コンセントや窓があればベター
ロフトへの上り下りは階段ではなく梯子状のものが一般的なので、頻繁に上ったり下りたりするのは結構面倒です。
もしロフトにコンセントがあれば(上記の通り居室とは認められないので、コンセントがないことが多いです)、ティファールの湯沸かし器とミニマムなティーセットなんかを常備しておくとゆっくりとした時間を味わえますヨ。
ロフト部分には空気が溜まりがち。開け閉めのできる窓があれば空間が明るくなるだけでなく、空気に流れをつけられて居心地アップ。特に暑い空気が溜まりやすいので、開閉できる窓はとてもありがたいです~。
窓がなければ日陰に強い観葉植物なんかを置くのもいいですね。
ロフトは季節によって使い分けて
ではここで、rico流のロフトを上手に使うコツをお教えします♪ それは・・・、季節ごとにまったく違ったスペースとして使い分けること!
暑い夏は無理せず・・・
まず気をつけたいのは、とにかく夏はもの凄く暑いこと。暑い空気は自然と上の方へ溜まる性質がありますが、本当にロフトは暑いです!
エアコンをつけても冷たい空気は下の方にいってしまうので、ロフトのスペースまでは涼しくなりません。夏場は無理してロフトを使わずに過ごした方が無難です(>_<)
冬は就寝スペースとして
逆に冬になるとロフト部分の暖かさがありがたいです。冬のロフトは就寝場所として使い、早めに寝床に入って小さな明かりで読書なんかがおススメです。枕元にはティファールを、なければ暖かいハーブティーなんかをいれた携帯マグを置いておくといいですネ。
春・秋は隠れ部屋に
春・秋は就寝場所としてはもちろん、隠れ部屋として使うにももってこいの季節です。ちょっと気分を変えたいときや特別なことをするスペースとし重宝します。
ロフトは天井に近い部分にあるため、春夏秋冬によって居心地がかなり変わります。季節ごとに使い方を変えることで、生活にもメリハリがつき、気分もリフレッシュします。
部屋に置いてあるものも、最初にセットしてしまうと意外とそのままの位置で固定されてしまいがち。ロフトの使い分けに合わせて部屋全体を模様替えしてあげれば、滞っていた気も流れて風水的にも効果があります。
最後に
ネットの情報をみると、ロフトについては否定的な意見も多いようですが、わたしは結構ロフトスペースを活用していました。わざわざロフト付き物件にしぼってお部屋探しをする必要はないですが、もし不動産会社にロフト付き物件を紹介されたら図面だけで判断せずに、是非一度は内見してみてください。
その際にはスペースの広さだけでなく、天井高のチェック、コンセントのチェック、窓のある・なし、窓がある場合は開け閉めできるかのチェック等を忘れずに。実際にロフトに上ってみると、スペースの使い方についてイメージが膨らんできて楽しくなります。
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