引越し先を決めるとき、家賃のほかに注目するポイントといえば間取り、駅からの距離、日当たりなどが一般的です。
このほかにも家賃の値段に関係する要素としてあげられるのが築年数。ほかの要素に比べると、やや軽視しがちな傾向にありますが、お得な掘り出し物件を見つけるためには、この築年数にも注目してみてください。
リフォーム済み物件が狙い目
ほとんどの人が築年数の古い物件よりも新しい物件を好むと思いますが、その理由の大半は内装や外装がきれいなこと。でも、築年数が経った物件でもリフォームが済んで壁紙やフローリングが張り替えてあれば、部屋の中は新品同様とかわらないこともあります。
そして、こうした物件は築浅の物件よりも家賃が安いことが多いので、意外と狙い目だったりします。つい最近のことですが、俳優の千葉真一さんが築54年、家賃5万円のマンションに引っ越したという記事も見かけましたよ。
千葉真一、都心の築54年、広さ約36平米、家賃5万円のマンションに引っ越し
ただし内装がきれいになっていても壁が薄くてお隣の声が聞こえたり、上階の床なりがしたりといったことは解消されていない場合もあります。壁が薄いような物件は冬の寒さが厳しかったりするので気を付けてください。
一人暮らしの物件には少ないですが、ファミリー向けの物件なら間取の変更をともなう大幅なリフォームをすることもあるので、築年数だけで住み心地は判断できません。
耐震性は大丈夫?
古い木造アパートなどの場合、地震の心配する人もいると思います。
耐震性については1981年の6月に基準の変更があり、地震の想定が震度5から震度6強にまで基準が引き上げられたそうなので、築35年前後で建物の強度に差があるかもしれませんね。木造の建築物には2000年6月に、さらに厳しい基準が設定されたようです。
ただそれ以前の物件でも金物で補強したり、筋交いを入れたりといった耐震補強工事を済ませていれば、地震についてはそれほど心配はなさそうです。
築年数が古いからといってそれだけで判断せずに、そのほかの条件が希望にあっているのであれば、不動産会社に詳しく聞いてみることをおすすめします。日当たりや風通しなどによっても部屋の雰囲気はだいぶ変わるので、きちんと内覧してみるといいですよ。
参考サイトはこちら。